こんばんは。「7 Days to End with You」をクリアしました。
3-4週して9時間ほどかかりました。逆算して、1週目は6-7時間くらいかかっているかと思います。
このゲームは暗号解読を主としたノベルゲームです。
プレイヤーは記憶喪失となったとある人物を追体験し、目を覚ました時に目の前にいた一人の女性と共に過ごしていきます。
「私」は記憶を失っただけでなく、言語も喪失しています。そのため、女性の話す言葉が理解できず、こちらの意思もうまく伝えることができません。
相手の話す言葉は、会話ウィンドウ上で「○○○ ××× △△△」のように謎の言語で表示されるので、状況や相手の様子から、各単語が何を表しているかを推測していきます。
プレイヤーは単語をクリックするとワードリストを見ることができ、何と解釈するかを日本語で入力することができます。
例えば、「○○○」を「猫」と入力しておくと、その後は会話ウィンドウ上で、ルビを振ったように「猫」と自動で表示されるようになります。
解釈は何度でも編集できるので安心ですが、ある程度確信を持てる解釈以外はみだりに入力しない方が、先入観に引っ張られずに推理に臨めると思います。
また、単語に色を付けて管理することもできます。
私は、プラスの印象を持っていそうな単語は赤色、マイナスは青色、この解釈で確定だと思った単語は緑色にマークしていました。
ワードリストからは、選択した単語が発されたシーンの回想をまとめて見ることができるので、回想の中で共通項を探して意味を推理する、ということを繰り返し行っていきます。
女性は私とともに家の中を付き添ってくれ、指をさした物についてコメントをくれます。家中のあらゆる物をクリックし、単語とコメントをありったけ回収しましょう。回想を見返すときに大いに役立ちます。
言語理解が捗れば、「私」を取り巻く状況について明らかになってくることもあるでしょう。
ネタバレは避けますが、ストーリーは私好みのものではありませんでした。しかし、パズル要素は大変好みで、意外と今までこういうゲームってなかったな(触れてないだけかもしれません)、うまくできてるなと感動しています。7 Days to End with Youは、Twitterで見かけていたことに加え、好きなYouTuberが配信を予定していたので、先回りしてプレイしておきたいと思い手を付けた作品でした。
そして、元々謎解きの類が好きだったこともあり、のめりこんで一気にプレイしてしまいました。
単語の予測のしにくさが絶妙な難易度だったと思います。汎用性が高く、多くのシーンで使われる単語ほど推理が難しかったですが、全ての単語の意味が分からなくても物語は読み解けます。1周目で分からなかったことが、2周目で急にひらめくこともあります。
言語を理解しきれない中で、相手の主張、そして物語の全貌を感じること、これがこのゲームの大きな魅力だと思います。
謎解き好きな方はぜひ挑戦してください。価値ありです。

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