相性診断等追記:20231204
Refind Self: 性格診断ゲーム Steam版クリアしました。
7 Days to End with Youと同じ作者のゲームです。ドットで描かれたユニークなグラフィックと物悲しい世界観から、何となく同じ匂いを感じられました。
前作と今作はどちらも独創的で、かつシステムが大きく異なるものをリリースされていることにまず敬意を表したいです。
今作はタイトルの通り、ゲームを通してプレイヤーの性格診断が行われます。
1プレイ60分程で済み、23の性格の中から主たる性格と、補足的な性格が2つ、合わせて3つの性格が開示されます。
周回をすればさらに情報が開示され、相性診断なども解放されていきます。
プレイヤーが行う「ゲーム」にはストーリーがありますが、プレイヤーはその世界で何をしても良いです。
ゲームオーバーはないと明記されているので、ストーリーを追いかけてもいいし、ラーメンを食べて過ごしてもいい。そんな感じです。
初めに注意を引いたのは、冒頭での「配信や録画をしている人は選択肢を選ぶのが遅くなる傾向にあります。そういう環境にありますか?」といった類の質問。
プレイヤーが選択に要する時間を計測して診断しているようです。なんというか丁寧ですよね。性格診断を実装するうえでの、作者の誠実さを感じました。
でも自分は「ゲーム」が好きだし、落ちてる物は全部拾っちゃうし会う人全員に話しかけちゃうよ!って思いますよね。私も思いました。
実はけっこう時間制限が厳しいです。これが良いスパイスになってました。
厳密には時間というか、あらゆるアクションがカウントされていて、100になるとゲームは終了し診断結果を確認するフェーズに移ります。
この制限によって行動に優先順位を付ける必要が生まれるので、プレイヤーがゲーム内で本当にやりたいことに自ずとフォーカスされます。これは個性出るよね。人の配信見たいもん。
ゲーム全体のボリュームは少なめ。ですが値段も安価(920円)なので、ちょっとした暇つぶしにおすすめ。ストーリーも結構面白かったです。ムキになって周回した人、私以外にもたくさんいるよね?
以下ネタバレを含みます。
↓
羊の「世話をする」っていうのは、1周目から博士の手紙を見て意識してたんだけど、最後にいきなり殺し始めてびっくりしたよね。
2周目は極力ストーリーを追いかけつつ、なるべく1周目とは異なる選択肢を取っていました。でも羊は殺す。
3周目は、特定の性格でのみ羊が生かされたらそれはそれでどうなのかな…みたいなモヤモヤを抱えながら、2周目よりももっと突飛な行動を取ってみたりしました。やっぱり羊は殺してしまった。
結局、どんな性格でも羊は助からないんだよね?
(
博士がうつわを機械として扱い、トライを繰り返す限り)
シミュレーションを終えた最後のやりとりで、うつわの記憶を消すか消さないか、あそこだけがエンディングを分ける選択だよね?多分。
消せないよねえ…。
と言いつつ選択肢出されたときめちゃ悩みました。
100年後に記憶を失った博士と出会うのってすごく勇気がいるし、多分思ったようにはうまくいかないよね。
パートナーの一方が死ぬときに他方の人に見送ってもらえるのって当たり前にあることじゃなくて、とても幸運だと思うんだよね。
ウイルスによる死を避ける方法があって、記憶を消してやり直すことができるとしても、その先にはまた必ず死がやってくるのだから。
まぁその、最後の選択も含めて、プレイヤーの性格が試されてるよね。
過去にうつわが負傷したとき、はかせが新しく作り直さずに元のうつわを労力かけて直したのが何よりの答えだと思うな。
全体的に高評価ではあるけれど、強いて言うなら博士の日記にもっと驚きたかったです。博士の性格とひと続きのことが書いてあった印象なので、もう少し内容に意外性が欲しかった。あのゲームの中では入手しづらい方に分類されるアイテムだと思うし、アイテム名的に入手時の期待値が高いので。
えらそうにごめんなさい。
次回作が出たらきっと買うんだと思います。
ではまた。
【追記】
自分は賢者
補足する性格が聖職者、平和主義者
秘めたる性格がコレクター
最も遠い性格が道化師
でした:)
結構納得してます。リスクを過度に恐れて、損しないことを重視するの直そうと思ってるんだけど見抜かれてしまった。

お友達と相性診断。
平和主義者とかコレクターとかは誰でも当てはまりそうな気がしてたけどそんなことなかった。予想以上に違う選択をしていて面白かったです。
おまけの人間理解度テスト。
2択の質問に答えた後、多数派はどちらかも答えるゲーム。これってリアルタイムに情報収集してるのかなぁ。
テーマが4つあって、3つは割と多数派を当てられたんだけど、最後の「仲間にするならどっち?」が一番よく分からなかったです。何を成し遂げようとする仲間なんだろう…とか考えてたらこうなりました。敵の親玉を倒す冒険的なものを考えて答える人が多いのかな。
毎日寒いね~。じゃあの。

PR