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求肥ドットコム

2016.06.27 at 01:46 Comment(0) 「 決意を抱き続けるんだUNDERTALE
今日はUNDERTALEをクリアしました。素晴らしいゲームでした。
UNDERTALEはSteamで購入できる「誰も死ぬ必要のないRPG」です。

テキストは英語なので、非公式日本語化パッチをあててプレイする人が多いと思います。フランクな語りやジョークも上手く表現されていて違和感なく楽しめました。

作者の方はMOTHERや東方projectからインスピレーションを受けた旨、こちらにあるインタビュー記事に掲載されています。スーパーマリオRPGも好きとのこと。
[リンクが切れていたのでURLは削除しました]


そうしてできたこのゲームはこんな感じの絵柄で、私の好みをついてくるいやらしい奴です。




さて、物語は、昔々、人間はモンスターとの大きな争いに勝利し、結界を隔てて人間が地上、モンスターが地下に分かれて住むようになっていたところ、子どもが一人地下世界へ落ちてしまうところから始まります。
ともかく道なりに進んでいくと、モンスターとの出会いがあって、モンスターの暮らしている世界があって…地下世界から脱出するために、王様に会いにいく流れになります。



私はこのゲームをTwitterのフォロワーさんづたいに知りました。そのとき、ネタバレは禁止でと聞いていて、品定めのためにちょっと検索したときも、やっぱりネタバレ禁止って単語を目にして。なんか禁止禁止言われると、よっぽどストーリーに意外性があって、楽しませてくれるのかなと期待を膨らませてプレイに至りました。


戦闘は、戦ってダメージを与えるほか、モンスターによって表示される選択肢が異なる、「Act」によって停戦を図るシステムがとても良かったです。例えば、「なでる」「掃除する」「無視する」など。これによって、敵意を失わせたり、停戦を持ちかけることができます。
一方、モンスターのターンには、東方の弾幕を思わせるような攻撃を、自機を操作して避けるというシューティングゲームの要素が取り入れられています。弾幕の様子で敵モンスターの個性や感情を表しているところが斬新で素晴らしかったと思います。

1周クリアするのには、さほど時間を要しませんでした。多分5~6時間くらいだったと思います。セーブデータの枠が一つしかないので、1周目のクリア時間がどれくらいだったか今となっては分かりませんが、モブキャラとの会話とか、探索にこだわらない方でしたら、もっと短い時間でクリアできると思います。

しかし、正直、1周目は大きく期待したほどの感動はありませんでした。確かに、驚かせられた演出はたくさんありましたし、随所に出てくる選択肢や容赦ない展開に心乱されました。でも、やや、終盤のあたりで感動に持っていこうとしてる感を受けてしまって、なんともいえない気持ちでした。


そして迎えた2周目では、やっと全てが繋がって、もーめっちゃ泣きました。
1周目に毛が生えたってほどじゃない、驚きの2周目でした。
作者の方々すごいよ。こういうゲームを経験できて嬉しいです。
なんかさー、RPGというゲームジャンルができて何十年とたっても、未だこんな可能性があるわけでしょ。夢が広がってしょうがないよね。
これからもゲームを趣味にしていようと、私は<決意>で満たされました。

今ならサマーセールで700円で買えるので、ぜひおすすめします。



ここからはネタバレ全開なので、未プレイの方はここまで。


以下ネタバレを含みます。









ノーマルエンドとハッピーエンドにかなりの差があるよね。ノーマルエンドでやめた人がいたらめっちゃもったいないと思う。

というかそれはUNDERTALEやってないレベル。




ブラウザバックしたくなりました?




ともかくAlphysの研究所地下が一番驚いたよね。ToriとGoreyのビデオテープが保管してある部屋でコナンくんばりにピンときて、全部繋がってうわーってなりました。

1周目は当然ノーマルエンドだったんだけど、最初にTorielと戦ったとき、戦うとは相手を殺すことだってことをこう…痛烈に見せられた感じがあったよね。
「殺すつもりじゃなかったのに!」って思った人、「えっこれマジで死ぬの?リセットしよかな…?」って思った人、私以外にも絶対いると思う。
始めはTorielが実は悪人なんじゃないかって疑ってたんだよね。

あとTorielが先に歩いていって一人にされるとこ、BGM怖すぎるからマジでやめて(^^)

サブキャラクターはPapyrusがお気に入りです。あとNapstablook。
Papyrusは新たな戦闘の可能性を感じさせてくれたよね。

それで最後はFloweyを許す選択肢にしたので、2周目のヒントがもらえました。それで全員生存ルートへ行くことができましたが、あれ許さなかったらヒント出ないみたいですね。でも許さない選択をした人は、結構多いと思う。



2周目はハッピーエンドを見ることができました。そこから攻略情報見て、バッドエンドのこととか調べました。バッドエンドにいくとハッピーエンドが改変されてしまうのは思い切った手法で良いですね。その分、バッドエンドにはよっぽど意思を持って向かわないとたどりつけないようになっていますが。

この件に限らず、UNDERTALEはAsgoreに何度殺されたかを記録していたりとか、ノーマルエンドの内容を前提として2周目が始まるとか…。ゲームオーバーになったことや、周回したことをストーリー中に取り入れてくるんですよね。なかったことになんてならない。

ストーリー、セーブやロード、ゲームの立ち上げなども支配されている演出は本当に良かったと思います。
「僕に勝たせてよ!」と訴えられるシーンで泣きました。



ネット上にある考察で目にした話ですが、なぜFriskは落ちたのか?ということについて。
Asrielの「この山に向かったものは決して帰ってこなかったって伝説があるのにわざわざ登ったてことは、君は…あんまし幸せな子供じゃなかったみたいだね」というセリフから、自殺ではという見方です。
そう思うと、私は最後にToriel達と別れる選択をしましたが、彼女らと一緒に過ごした方がFriskにとっては幸せだったかもしれませんね。

私は最後まで、Friskには帰る家があると思っていました。なんか寂しいですね。
確かにFriskが地上世界を想う描写は全くと言っていいほど無かったです。何も語らないなと思いつつ、私は勝手に、地上ではFriskの帰りを待つ両親がいると想像していました。
やっぱりFriskの両親は、TorielとAsgoreなのかもしれません。





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