「.hack(ドットハック)は、バンダイナムコグループを中心とした企業群による、ゲームを主軸としたメディアミックスプロジェクト。」(H29.4.1 wikipediaより)
今回は.hackシリーズのゲーム第一弾、PS2の「.hack 感染拡大 Vol.1」をクリアしました。
なかなかに面白かったです。リアリティある世界観がとても良かったです。
時代を先取りしすぎたとも言われていて、ソードアート・オンライン(SAO)がよく比較に挙げられたりしています。
ヒットした時期は.hack→SAOの順番だと思うけど、.hackのプロジェクト発足とSAOのweb小説時代はほぼ同時期だゾ☆ということで論争が起こったりしているとかなんとか。
細けえこたぁいいんだよ( ^ω^ )
PS2のゲーム群は
感染拡大 Vol.1
悪性変異 Vol.2
侵食汚染 Vol.3
絶対包囲 Vol.4
の四部作になっています。
物語は、中学2年生の主人公が親友ヤスヒコに誘われて、MMORPG「The World」を初めてプレイするところから始まります。この世界では、The Worldは2000万本以上のヒット作になっていて、フェイスマウントディスプレイも普及しつつあります。
とはいえ中2だよ!?ゲームは1日1時間までにしなさい…。いや私は…守ってなかったんですけど……。
主人公の本名は特に設定が無いようで、プレイヤーが入力することになっています。主人公のThe World内でのPC(プレイヤーキャラクター)のデフォルト名は「カイト」となっています。
主人公→PC:カイト
ヤスヒコ→PC:オルカ
といった感じです。
PCを立ち上げるとALTIMITがお出迎え。これはこの世界で最も普及しているOSで、Windowsみたいなものです。ALTIMITとThe Worldを行き来しながらストーリーが進んでいきます。
初めはヤスヒコの案内で初心者向けのΔ(デルタ)サーバにアクセス。拠点となるルートタウンに降り立ち、おすすめの初心者エリアに向かいます。
ヤスヒコはかなりやりこんでいるプレイヤーで、The Worldでは「蒼海のオルカ」として名を馳せていました。
手ほどきを受けていると、ヤスヒコも見たことがない謎の少女がモンスターに追われているところを見かけます。
後を追うと、初心者エリアでは出現しない異常な強さのモンスターに襲われ、オルカはカイトを庇って消滅してしまいます。
その後、
主人公はヤスヒコと連絡が取れなくなってしまいますが、実は意識不明で入院となっていたことを知るのでした。
主人公はヤスヒコが意識不明になってしまった原因を探るべく、改めてThe Worldに挑みます。
しかし「ウイルスバグに侵された敵モンスター」と出会い、オルカが倒せなかった強敵のように「HPが無限に書き換えられて倒せない」という状況に追い込まれます。
そんなとき、以前目撃した少女の力で(?)、カイトに謎のプログラム「腕輪の力」がインストールされます。カイトは相手からバグごとデータを抜き出す「データドレイン」の力を手に入れました。
発動した力により正常に戻ったモンスターを倒し、その場を切り抜けます。しかし、データドレインのエフェクトが、オルカを消滅させた技と同じであることに気づくのでした。
カイトは腕輪の力に抵抗を感じながらもThe Worldの謎を追って奔走します。The Worldの運営だけでなく、IT業界全体が?プレイヤーに起きている事故を隠蔽しているような空気です。カイトは真相にたどり着くことができるのでしょうか。
という長いプロローグでした。
このゲームの面白いところなんですが、ルートタウンから冒険に出るには、タウンにある「カオスゲート」にワードを打ち込む必要があります。
「○○な」「△△の」「××」という3つのワードの組み合わせで、転送先のエリアの種類や難易度などが変化するので、自分の好きなようにエリアを設定できます。
ワードは初めから用意されているものもありますが、BBSや受信メールなどから入手できることもあります。ストーリーの進行具合でBBSの書き込みが増えていくところがリアルです。古き良きオタクの書き込みが見られるよ…!!!
カイトの手に入れたデータドレインの力は「装備品を入手」又は「ウイルスコアを入手」し、「敵をレベルダウンさせる」技として使えます。
装備品は強力なものが手に入ることが多いですし、ウイルスコアは、
運営がプロテクトをかけているエリアをハッキングして侵入するために使えます。カイトくん垢BAN
そんなデータドレインですが、弱体化した敵からはほとんど経験値を入手できなくなるので、データドレインばかり使っていても強くなれません。
また、短時間でデータドレインを多用すると、反動でパーティ全体にデバフがかかったりします。
通常通り戦うか、データドレインを使用するかのバランスを考える必要があります。
腕輪の力を使うときの演出すごくかっこいいから何回も見たいんだけどね!
キャラデザはエヴァンゲリオンでおなじみの貞本義行さんです。顔グラフィックがかっこいい&かわいい!
最大3人パーティなので誰と冒険するかとても悩みます。
カイトなら双剣士といったように、どの武器を使用するかの「クラス」は固定なので、クラスがかぶらないようにパーティを組みたいところです。
使用可能なスキルは装備品によって変わります。こっちの武器は物理攻撃が強いけどスキルが弱い、あっちの武器は物理攻撃が弱いけどスキルが強い、といったところで悩むのも楽しいです。
カイトは道中でいろんな人に出会い、メンバーアドレスを交換し、好きな時にパーティに誘ったりできます。MMOを満喫している…!
やけにリアルなのが、誰もいつでもパーティに加わってくれるわけではなくて、呼び出しをかけても不在のときがあります。
不満点は、移動がやや遅いこと。移動速度を上げるアイテムは簡単に手に入るので、そのアイテムを常時使用していました。持続時間はそこそこ長いのですが、効果が切れたら使うの繰り返しになるので面倒です。
また、ミニマップの透明度が低くて画面の邪魔になることがあります。
あとは好みの問題ですが、キャラクターの個性がかなり尖ってます。
主要キャラは基本フルボイスなんですが、かなりアニメっぽい声色です。
この世界で流通しているフェイスマウントディスプレイ「ニューロゴーグル」は会話の誤認率0.49%という数字を出したことでニュースになっていたりするんですが、それだけリアルなやりとりができるなら画面の向こうにいる人をもっと感じさせてほしかったです。
MMOで通話繋いだ相手が全員アニメみたいに喋ってきたら怖くない…?
(確認のためにGoogleで「ニューロゴーグル 誤認率」って検索して答えが返ってくるのすごい)
ゲーム四部作はいずれもDVDとの二枚組で、DVDには「.hack//Liminality」というアニメが入っています。
こっちは、The Worldプレイ中に意識不明になり、その後唯一回復した「水無瀬 舞(みなせ まい)」が、その恋人である「香住 智成(かすみ ともなり)」を救おうとゲームの謎に迫る話です。
って、今気づいたんですけど、ゲーム内のニュースに香住 智成が意識不明って流れてた…気がする。おもしろ。
四部作ということで手を出しにくいかもしれませんが、今なら中古で一作300円くらいで買えますし、一作目は20時間もかからずクリアできました。次作の「悪性変異 Vol.2」はこのクリアデータを使います。
時代が.hackに追いつきつつある今こそ.hackのやりどきでは?
また気が向いたらVol.2も買います。
でもFF15のアプデきたし、スプラ2めっちゃ気になるし…!どうなるか!わくわく!
1日を30時間にしてくれ。
PS4から.hack//LiminalityのDVDが出てこなくなったので、サポートセンター行きです!つら

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