先日Unpackingというゲームをクリアしました。
Steamでダウンロードしたシンプルなパズルゲーム(?)です。グラフィックはドット絵でとても細かく描き込まれており、温かみを感じる作りになっています。
プレイヤーは部屋にある段ボールを開けて、中身を棚や机に配置していきます。
段ボールから全ての荷物を収めればクリアとなります。
ステージが進むと、部屋づくりをする場所が自室からリビング、ダイニング、お風呂場などへ広がっていきます。
片付けのセンスが問われるゲームで、クリア時の画面は写真を撮りたくなるようなスッキリ感が味わえます。
実際、クリア時にはスクリーンショットを撮る機能や、一連の片付けの流れを早送りしてgif動画に起こす機能があります。
BGMやSEはとてもミニマルで、物を指定の場所に置いたときには「コツ」と音がします。落ち着いたBGMにコツコツと音が響くのが気持ちよく、時間制限もないため、つい片付けに没頭してしまいます。
ボリュームのあるゲームではありませんでしたが、私はこのゲームをダウンロードしてから、1日で全てのステージをクリアしてしまいました。
片付けが好きな方、部屋を飾り付けるのが好きな方はきっとのめり込んでしまうと思います。
このゲームには若干のストーリー展開があり、1人の人生を追う「Unpacking」となっています。
子ども時代に初めて1人部屋をもらえたとき、社会人になったとき、恋人ができたとき…。
荷解きを通じて、「この人がどんな人生を歩んでいるか」を感じられるところがこのゲームの面白さだと思います。
若干の不満点を挙げるとすれば、クリア判定です。
荷解きをした物には、物ごとに「置いて良い場所」「置いてはいけない場所」が設定されています。それを誤って配置した場合は、誤っているアイテムが赤く点滅するだけで、正しい場所は自分で探さないといけません。
このシステム自体はパズルゲームとして成立させるためにアリだとは思うのですが、①エラーが出ることに納得感が得られないものがあったり(殺虫スプレーの配置が許されない部屋があるなど)、②ドット絵のディテールでは「これが何のアイテムなのか」が分からなかったりします。(紙を丸めたようなものや、用途の分からないスプレー缶など)
そういったアイテムは、各部屋のいろんな場所に配置してみてエラーが解消されるかどうか試していきます。この点に部屋づくりの不自由さを感じ、不満に思いました。
個人的にはかなり気に入ったゲームなので、拡張アップデートや次回作に期待しています。
2000円くらいで買えるのでぜひ!

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