少し前まで、毎日のようにAmong Usをやっていました。Steam版です。クロスプレイができるので、Switchやスマホからやっている人も多いですね。ただタスクのやりやすさを考えるとPC版が一番だと思います。
Among Usは人狼のようなゲームです。細かなルールは部屋を立てた人(ホスト)が決めるのですが、基本的には8人~12人でプレイすることが多い印象です。
ゲームを開始するとプレイヤーたちはクルー(村人)とインポスター(狼)に分かれて密室の宇宙船内に放たれます。
配役のバランスはホストの裁量によりますが、8人中1人がインポスター、10人中2人がインポスターといった塩梅が一般的です。クルー役となった場合は自分の配役のみ、インポスター役となった場合はインポスター全員が明かされます。誰がどの役になったかはホストでも分からず、事前に決めることもできません。
インポスターはクルーをボタン1つで殺害することができ、クルーの数をインポスターの生存数まで減らすとインポスターの勝ちとなります。
クルーは人を殺害することはできませんが、インポスターが勝利条件を満たす前に、全てのインポスターを会議で追放することができればクルーの勝利となります。
また、クルーにはタスク(宇宙船内での仕事を模したミニゲームのようなもの)が課されており、全てのクルーが自分に割り当てられたタスクを完了させた場合もクルーの勝利となります。
ただし、インポスターはサボタージュ(機器を誤作動させる妨害行為)を行ってタスクの進行を遅らせることができます。サボタージュの種類によってはクルーが制限時間内に機器を直さないとインポスターの勝利となるものもあります。
まとめると、それぞれの勝利条件は次のとおりです。
<インポスター>
・クルーの数=インポスターの数になったとき
・特定のサボタージュが起きたまま一定時間が経過したとき
<クルー>
・インポスターが0人になったとき
・全てのクルーがタスクを完了したとき
会議を行うタイミングは、①死体を発見したとき と ②緊急会議ボタンが押されたとき です。
これらの会議は配役に関わらず開始することができます。
①死体を発見したとき
船内で死体の近くを通ると画面上にある通報ボタンが光ります。
ボタンを押すと誰の死体を発見したかの表示が出て会議が始まります。
②緊急会議ボタンが押されたとき
船内の特定の場所に置いてある緊急会議ボタンを1試合に原則1回押すことができます。
会議終了から30秒間はインポスターによる殺害が制限されるため、緊急会議ボタンが積極的に押されると、クルーが安全にタスクを進められる時間が増えてインポスターを焦らせることができます。
ただし誰かが死んでいた場合は、どこかにあったはずの死体が消えてしまうため、殺害場所が分からないまま会議が始まるというリスクもあります。
会議にはテキストチャットが用意されていますが、外部の通話アプリを使用して肉声での議論を楽しむプレイヤーも多くいます。
テキストチャットでの議論と肉声での議論はどちらも違った良さがあるので、たまに通話の有無を変えてプレイしてみるとまた楽しめます。
会議は事前に設定した時間で強制的に終了となるため、それまでに誰を追放したいか投票をしなければいけません。追放したくない場合・決めかねる場合は投票をスキップすることもできます。
結果はスキップも含む多数決で決まり、スキップとAさんへの投票が同数かつ最多数となった場合や、AさんとBさんへの投票が同数かつ最多数となった場合はスキップとなります。
クルーは簡潔に議論を進めてインポスターを推理し、他のクルーを納得させ票を合わせてインポスターを追放しなければいけません。
インポスターは自分の行動を偽ったり、特定のクルーに疑いの目を向けるなどして自分たちに議論の矛先が向かないよう誘導します。
プレイヤーは人間なので、見間違いが起きたり認識のズレが生じたりします。結果的に誤ってクルーを追放してしまうことも珍しくなく、確信をもって追放したのに試合が終わらないなんてこともあります。
上手くいかないことが醍醐味であり、なんだかんだ、インポスターに振り回されるのが楽しいんですよね(笑)
試合が終わった後の感想戦もまた楽しいです。「Aさんどこで死んだの?」「Bさん誰にやられたの?」といった会話に花が咲きます。
主役がコミュニケーションであるゲームをプレイしたのはAmong Usが初めてでした。
グラフィックや音楽は決して華やかではありませんが、十分に面白いゲームで、時間がどんどん過ぎていきます。
一戦30分程度で味わえるミステリー劇場をぜひ。
きっともう一戦やりたくなると思います。

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