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求肥ドットコム

2019.06.23 at 22:53 Comment(0) 「 ワンオペは良くないムーンライター 店主と勇者の冒険
こんにちは。溜めていた記事を一気に公開へと仕上げています。
「ムーンライター 店主と勇者の冒険」をクリアしました。

このゲームは、Switch、PS4、PCなどでプレイできる不思議のダンジョン系RPGです。
Android版が、この夏リリースされるそうです。波に乗っていますね٩( 'o' )و

ムーンライターというのは、職業を掛け持ちしている人のことを指すそうです。
主人公のウィルは、冒険家とアイテム屋店主の2つの顔を持つムーンライターです。

ウィルの住む街は、入るたびにその姿を変える不思議な洞窟のそばにあります。
洞窟では、外の世界には無い変わった物品が手に入るので、それを売って生計を立てる商人が根付きました。
また、洞窟の謎を解き明かし、名声を得ようと目論む冒険家たちの宿場町としても栄えました。
しかし、現在はその洞窟フィーバーも落ち着き、だんだん街から人が遠のいていった、そんな背景があります。

ウィルの父親も同じくムーンライターでしたが、洞窟で命を落としました。
父方の祖父は、ウィルに「商人として生きていってほしい」「危険を冒すのはやめてほしい」と願っています。
しかし、ウィルは今日も、夜な夜な洞窟へ出かけ、最奥部を目指します。


このゲームは大きく3つのパートに分かれます。
1.街で装備(武器・防具)や店の設備を整えるパート
2.洞窟に潜るパート
3.店の営業をするパート

ゲーム内の時間は昼と夜に分かれており、洞窟に潜るか、店の営業をすると昼から夜に、夜から昼に変わります。ただし、店の営業は昼にしか行うことができません。
なので、必然的に昼に営業、夜に洞窟へ、となっていきますが、店を開いても売る商品が乏しいと効率が悪いので、洞窟、洞窟、営業、洞窟、洞窟、営業…くらいのペースでお店を開いていました。このペース配分もプレイヤーの自由なので、お金がある限りは、毎日お店を開こうが、洞窟に潜り続けようが構いません。

洞窟パートは、2Dのゼルダの伝説に出てくる洞窟とよく似た、四角い部屋を真上から見下ろした画面で、東西南北のいずれかに繋がる道があり、部屋を移るとスクロールされる、マス目状のマップになっています。
1つ1つのマップのほとんどにモンスターが発生し、剣・大剣・槍・弓・ナックルから選んだ2種類の武器で戦い、落としたアイテムを拾い集めていきます。
洞窟は1階層ごとにボスがいて、ボスを倒すと階段を下れるのですが、マップは洞窟に出入りするたびに組み合わせが変わるので、なかなかまっすぐにボスへ向かうことはできません。
1階層に1つ回復の泉があり、その泉からほど遠くない位置にボスが出現するため、まだアイテム集めを行いたい場合は泉から離れるように探索します。

しかし、長い間同じ階層に留まっていると、ものすごく強い巨大モンスターが現れるので、そのモンスターが現れる前には階段を下りるか、洞窟を脱出しなければなりません。
(お金と引き換えに魔法のゲートを作って脱出し、またそのゲートを通って同じマップに戻ってこれる。)
この巨大モンスターは風来のシレンでいう「突風」に近いですが、シレンほどの時間的猶予はありません。中盤以降はマップ全体を回ろうとすると、出現する頃合いになってしまうくらい短いです。
主人公のバックパックはあまり容量がないので、アイテムを集めるときは、高価なものと入れ替えながら進んでいきます。もう脱出するか、下層へ行ってもっと高価なアイテムを探すか悩みながら…でも立ち止まっている余裕はない…でも下層はモンスターも強力になるし、倒されてしまったらせっかく集めたアイテムをロストしてしまう。…といった駆け引きがとても面白いです。このゲームの大きな魅力となっています。


営業パートでは、まず持ち帰ったアイテムに値段を付けます。お店を開いてから値段を付けたり変更したりすることも自由ですが、開店時間は限られているので、値段を付けて店頭に並べてから開店するのが定石です。
この「値付け」がまた、ゲームの大きな魅力です。
ウィルは「商人の手帳」という、いわゆる「アイテム図鑑」を持っています。
この手帳には、手に入れたアイテムだけでなく、手に入れていないアイテムが黒塗りで、価格順に列挙されています。
また、1000円、5000円など切りの良い価格で線引きがされており、この手帳を頼りにアイテムに値段を付けていきます。

お客さんはその商品を見て、「安い!」「ちょうど良い」「高い(けれど買う)」「高い!(買わねぇ!)」の4段階の反応を示します。いくらでどの反応を示したかも自動で手帳に書き込まれます。
その反応を見て、値付けし直して、また反応を見て…という繰り返しになります。
値付けをするには陳列しているアイテムに触れなければいけないのですが、お客さんがレジに並んでいるとその対応をしなければいけません。長く待たされたお客さんは帰ってしまいます…らしい。(帰らせたことがないから分からない)
さらに、万引き客も発生するので、怪しい客、というかあからさまに「こいつ万引きする客な!」ってアイコンが出るんですが、店を出ていく前にローリングアタックでボコらないといけません。
利益を上げるための値付け、レジ対応、損をしないためのボコり。これらをワンオペでやるというわけです。
※後半になるとバイトを雇えます

というか万引き犯はちゃんと牢屋に入れろ!何度もめげずに来店するな!来るな!!

この値付けが絶妙にもどかしい。高いと言われて値を下げると安いと反応されたり、レアアイテムは値段を釣り上げたつもりでも安いと反応されたり。なかなか手帳の情報だけではすぐに適切な価格にたどり着けないんですよね。
しかも、需要と供給によっても適切な値段が変動していくんです。
多く売れたアイテムは値が下がっていき、珍しいアイテムは根が上がります。
なので一度適切な価格に設定できたとしても、そこからまた変動することがあるので安心できません。
とはいえ、1つの洞窟で手に入るアイテムのほとんどに値付けを終えた状態は、かなり安心して多額の利益が出せます。ローリングアタックに精が出せるというものです。


1つの洞窟、と言いましたが、そう、洞窟は複数あります。
1つの洞窟の最奥部までたどり着くと、次の洞窟が解放されるようになっています。
〇つの洞窟を踏破すると、洞窟の秘密が解明されてエンディングを迎えます。
正直、ストーリーよりも、これまで話したようなシステムに大変魅力のあるゲームなので、エンディングは、「そうだったのかー('o')」という薄い印象に終わりました。
エンディング後は、装備できるアイテムの種類が増えたうえで、ハードモードが遊べるようになります。


だいぶ長くなってしまいました。このゲームは短期間でグッとハマり、駆け抜けたゲームでした。アイテム収集癖のある人にはたまらないゲームではないでしょうか。
細かなドット絵も魅力です。
ぜひ一度、このワンオペを体験してみてください。きっとハマります。

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プロフィール
名前:
あゆがし
好きな食べ物:
明太子
一言:
ファミコン・スーファミ・プレステ、ドット絵、ゲーム音楽が好きです。

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